ひとりごと 人工股関節 私の症状

股関節の痛みについて考えてみた

2017年10月30日

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人工股関節置換術前の痛み止めも効かず、ポキポキ音が鳴っていた時の激しい痛み

手術さえすれば痛みは消えるものと思っていたのに、なかなか消えなかった痛みについて私なりに思ったことを書いてみようと思います。

実は「人工股関節術後 痛み」という検索ワードでこのサイトに訪れる人が多いんですね。

今までの記事でも何回か書いていますが、私も術後同じワードで検索してた記憶があります。

手術さえしてしまえば、痛みもなく変形性股関節症と診断される前の健康な状態になれると思っているのは私だけではないはずです。

診断の度に、痛みの話をしてもレントゲンを撮り「順調ですよ。筋肉がつけば大丈夫ですよ。湿布でも出しておきますね。」なんて言われても足が痛い本人は、この痛みがいつまで続くのか不安ですよね。

まぁ、術前の診断でも「軟骨はそんなにすり減っていないのに痛いのはおかしいね。」なんて言われつつ、毎日痛みの取れない痛み止めの注射を打ちに行っていたあの頃。

おかしいといわれても痛いものは仕方がないですよね。

症状は人それぞれ、軟骨がなくなって末期であってもそんなに痛くない人、まだ軟骨があっても痛みが酷く痛み止めすら効かない人、色々だと思います。

そんな痛みの不安を少しでも和らげられるのかはわかりませんが、私が思ったことを書いてみようと思います。

いつまで痛みが続くのか不安だった私も、お陰様で今では痛みもまったくなく毎週の大好きな山登りに励んでおります。

あの術後の痛みはなんだったのかな?と思うほどです。

沢山の人から協力を頂いたアンケートでも、術後痛みが全くない人は57%と半数以上は痛みから解放されていますが、残り43%は痛みに悩まされているという事ですね。

痛みがあった人の82%は3年位で痛みは気にならなくなっています。

何の根拠もないのですが、私なりに術後の痛みの原因など考えてみました。

沢山の人に答えて頂いたアンケート、術後の痛みについての項目でまったく痛みがないと答えた方は57%でした。(2017年9月現在)

人工股関節アンケート(人工股関節置換手術を受けた人のみ回答)

変形性股関節症と診断された方、人工股関節置換手術をされた方、それぞれのアンケートページを作りました。 このアンケートは、一度回答ボタンを押して回答したアンケートにはもう回答できませんので間違いのないよ ...

痛みはどこからくるの?

股関節の動きや機能は、多くの筋肉群によってサポートされています。

それは股関節を動かすということだけでなく、股関節を守ると言う役目も筋肉が担っているからです。

人間の体の中で、実は髪の毛、爪、骨などは神経が通っておらず痛みは感じないのです。

軟骨にも痛みを感じる神経がないので初期の段階では痛みを感じることがあまりなく、かなり軟骨がすり減ってから気付く事が多く、それが治療を遅らせる原因にもなっています。

骨や軟骨には神経が通っていないのに、なぜ痛むのか?

症状が進んでくると、寛骨臼と大腿骨骨頭が接触し、その接触した部分から炎症が広がってきます。

接触しても、骨には神経がないから痛まないんじゃないの?と思いますよね?

骨や軟骨と違って骨や骨を覆っている骨膜や関節包には痛みを感じる神経がたくさんあるので、その状態が進むほど痛みが激しくなっていくという訳です。

また股関節の変形が進むことによって、筋力バランスを崩し、関節や血液など関節を取り巻き支えている様々な組織にも、変形や炎症・発熱といった異常事態が広がり神経を刺激して痛みを発生させる原因となります。

術前の私は、酷い時には股関節からポキポキ音がし激痛が走っていました。

この頃の私は、股関節のポキポキ音は骨が擦れ合っている音だと思っていました。だから骨がすり減って痛いのだと…

全然違っていましたね。痛んでいたのは筋肉。筋肉の筋が弾ける音と言いますか。ほらよく指を鳴らす人がいますよね?あれと一緒です。

でも指をポキポキ鳴らしても痛くはないが、股関節は痛かった。

痛いのは、骨が痛いのではなく骨をとりまく骨膜や関節包だったり、筋肉に炎症があるからだということ。

ちなみに痛みは、末期より進行期の方が痛みが酷いような気がします。

進行期→まだ隙間はあり、骨膜や関節包が擦れ合っている状態(神経が多数通っているので痛みが酷い?)

末期→隙間がない状態なので、神経の通っている骨膜や関節方が擦れ合う事はなくなる(擦れ合う隙間がないので痛みが薄い)

これがイメージできれば、少しは考えも違ってくるのかな?と思います。

ちなみに、レントゲンでは筋肉や股関節回りの炎症はわかりません。酷い痛みがあるようであれば一度MRIを撮ってみる事をお勧めします。

人工股関節置換手術後の痛みについて

変形性股関節症と診断されて、置換手術を勧められるという事は、よほど軟骨がすり減り隙間のない末期なのか

隙間はあるが、筋肉に炎症があり生活に支障が出る痛みがあるのかどちらかだと思います。

人工股関節にさえすれば、痛みはなくなり、自由に動け、どんな事も出来ると想像する事でしょう。

まぁ、術後すぐの痛みはメスを入れて傷つけている訳ですから痛いのは仕方ないとして

その後、半年・1年・2年経っても痛みがひかない?

アンケートでは、痛みがあると答えた方が痛みが気にならなくなるまでの最長の期間は3年までがほとんどでした。

痛みが完全に気にならなくなるまで私は3年掛かりましたね。

先生に聞いても、筋肉がつけば痛みは消えるよと言うばかり

痛みから解放されるための手術なのに、いったいいつになったら痛みはなくなるのか

痛みを取るための手術なのに痛みが取れないのはなぜ?

これは、私の勝手な憶測ですが

  • 術前に痛みが酷かった人は、筋肉等の炎症がなかなかとれない?
  • 軟骨のすり減りなどにより脚の長さが違い、手術でその伸長差を治したため、筋肉に負担が掛っている
  • 入院で筋肉が落ち、その為の筋肉痛。一旦筋肉が落ちるとアスリートですら1年は戻らないと言われています。

この3点は私が実際そうだったから書き出してみたんですけどね。

また、上の3点以外にも

  • 生理の時に痛む
  • 子宮筋腫が大きく痛む
  • 季節の変わり目痛む(気圧の関係?)

上の3点中、女性特有の時期の痛みがありますね。

現在私は11センチの子宮筋腫を持っておりますが、吐き気、下腹部痛、便秘などなどに付けくわえて最近は股関節がジクジク痛むようになってきました。

何かの神経を圧迫しているのでしょうかね。

※症状など個人差がありますので読み流してくださいね。

どうすれば痛みがなくなるのだろう

これに関しては、先生のおっしゃる通り筋肉をつけるしかないのかな?という考えです。

あ、もうひとつ筋肉をほぐしてあげること。突っ張ったままの筋肉ではせっかくの人工股関節にまた負担が掛ってしまいますからね。

ほぐしに関しては、温泉等でマッサージをしたり、ゴルフボールや100均で売っているマッサージグッズを活用するといいと思います。

今までの記事に飽きるくらい書いていますが、今ではあちらこちらの山を登っている私ですが、ここまでくるまでには相当な苦労をしました。(自分で言うなという感じですが)

もう痛みは取れないものだと諦めようとも思ったこともしばしば

山に登っては1週間はまともに歩けないほどの筋肉痛になりながらMのように何度も山に登りました。

なんで、こんなに辛い思いをしながら登っているんだろうとも思いました。(きっとMなんです。Sか?)

まぁ、私の様なSMの様なトレーニングはしなくとも、無理をしない程度に、でも時には我慢をしつつ筋肉をつけるべくトレーニングに励むしかないかと・・・

ただ、筋肉だけの問題ではなく、子宮筋腫など他の要因もあるかもしれませんので要注意です。

やはり、退院後1年位は足に負担のかかりにくい水中歩行、1年以降は徐々に負担をかけていくというトレーニングがいいかと思います。

トレーニングに関しては、別記事でいろいろ書いていますので宜しければ見て下さいね。

好き勝手な事を書いてしまいましたが、それなりの努力も必要だと思いますが痛みは必ず消えると信じています。

痛みが消え、1日でも早くその足でいろいろエンジョイできる事を祈っています。

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